この眼に映る名もなき世界は 掛け違いのボタンのようで 降り止まぬ雨見つめてはそっと 闇に交わってゆく...
さよなら 幾度も繰り返した結末よ 砂塵の彼方に一筋の希望が見えた サヨナラ 夢にまで描いてた未来へと 彷徨い帰るべき場所なんてない それでも…...
冷たく吹き荒ぶ風は心冷やし 現実との境界線を壊して 討ちつける雨と涙が重なり 朽ち果てるその時を待ち焦がれる もう戻れない 夢を喰らうケモノ 蹂躙に身を委ね...
蒼い風から君に祝福を どうして泣いているの? その理由も忘れてしまったの? 明けることのない夜に...
初めての冬は白く眩しかった 二度目の雪は穢(よご)れていた 三度目の夜は裏切りが彩り 四度目の朝は震えていた...