いつだって一人で マルベリカ 大概ひと振り 退屈な奇跡だ 助けのキッカケも悪戯も 何だって叶う マギスペリカ...
旧ネオン街 三番通り 路地裏猫 欲情論理 パラノイア 振り向かせたい 夜ごと飾る Nail 体裁 美貌 理想 奪い合い? 恋の Bandit Song...
迷い込む目覚めの夢のおとぎ 人形劇の屋敷へ誘い 隙間で覗く魔女に囁かれ 「毒リンゴを召し上がれ」...
慟哭に垂らされた 辺境の歌声を海に ささめく色 尊名の崇拝対象 枯れ落ちた指先で掴む...
喜劇の台本通り 散りばめられたブーケ 笑い出す 軋むカーテンレール...
無口な神様が 音を捨てて傾いた 泣き虫夜空 涙ぐんだ 月夜に聞かせるの 誰も知らない歌...
空中繁華街の雑踏 国境はパステル固め フラッタ振動 原動力 耽美論 合法ワンダランダ 乱用...
舌触りの良いこの鼓動に 取り憑かれ指揮を振る 預言者たちの錆びた歌声と 奏で紡ぐ祈り 溶け出す空と 朽ちてゆく名も無き生命の囁き...
街灯は埃を吹く 途切れない夜が屋根を覆った 教えてあげるよ 星の名前 ひび割れ時計塔 「そろそろだ。切符は持ったね?」 気休めの丘で君と目を細め 箒星のように霧を絡ませ...
土色の椅子には 橋渡す番人と 蟲喰いの角笛 紅く溶けた大樹の根 霧を背負う日を 切り離した...