窓をつたう電飾の流れ星 願いを託す間もなく次々とかき消える 冷えた空気に張り詰める思い 息をするだけで溢れてしまいそうで 目を閉じれば置いてきた安らぎと 見もしない不安が浮かぶばかり 全てを捨てたと帰らないと 強く強く誓ったはずの心が...
色をなくしたかなしい瞳で それでもあなたは笑うのでしょう 癒えない傷に灼かれた体で それでも強く包むのでしょう...
出会って溶けるように日々が過ぎていく いつのまにか君は静かに入り込んで 気が付けばもう...
青と白とが透明をつくる 全てが吸い込まれそうな冬の空 うすく汚れた足跡もぜんぶ消し去った...
キミが落とす夢のカケラを 僕がひとつずつ繋ぐから さあ目を開けて 夜に浸り 此処に一人...
僕が分からない ぼやけた空のようで 声を拾う度に 姿を浮かべる度に 息が詰まって 気付きたくはなかった...
生きていく中で君がそっと抱えた 目指す場所と足元の小さな世界 焦ってもがいて 独りで 伸ばされる手にも思う言葉にも 目もくれず...
何も持たず飛び出したら 無力な僕は途方に暮れた この目に映る全ての物が まぶしくきらめいて見えるのに 響き巡る心の奥 色とりどりのメロディ...
伝えたい言葉があったんだ もう遅かったみたいだけれど 君はもう僕なんかじゃ届かない場所にいる...
青く染まる街で聞いた夢物語は 今も何一つ変わらないままに輝いて 選ぶ道も吹くそよ風もあの日みた風景も...