今更戻りはしない 全て捨てて良いと 誓ったあの日は二度と 忘れる事はないから......
煌く街並み 耳を塞ぐ雑踏 すれ違う肩も振り返らない いつの間にか空は薄く雲を引いて 昨日の景色を繰り返した...
夜まで熱が冷めない 季節が今年もやってくる 見せる訳じゃないけど 水着が欲しくなってしまう 週末の予定も 独りで過ごす日も 本当は期待している そんな気持ちを隠せない...
振り向いてよ 離さないで もっと抱き寄せて欲しい 薄暗いこの部屋で 煙と共に消える 頷いてよ 声も出さず 瞳をそらさないで 助けてよ 空っぽの 私だけ残して misty...
遠く果て無い 月日が過ぎて ノートに残る落書き あの日に時が戻る 貴方の瞳に 映る私は...
今宵彼の君 姿を照らす 満つる 見目麗しき月灯かり 鈍色の影引く 宵口に 想ふは 永久(とわ)の刹那...
逢えない時間がどれだけ二人を焦がして 誰かに伝えることすら出来なくなってもこのまま 気付かないくらい周りも見えなくなっていた こんなに愛しい気持ちは初めてだったの...
旅立つあなたの背を見つめ 言葉を探してた あの日を思い出すことさえ 胸の奥を焦がす 慣れた名前繰り返し 一人部屋で呟いた 宙を舞った音だけが 跳ね返り溶け出す...
空に舞う 翼 輝きを放つ 不確かな夢を 抱きしめて 数え切れぬ 真っ直ぐな 光 届かない距離を 私と 追いかけて...
今までどんな 道を歩いて 来たのかなんて 知らないけれど わずらわしいと思える事も 少なくないと判っているのに...