月夜に繋がれた 螺旋のデジャブ あなたのまぼろしを 求め続けて 心に閉じ込めた セピアの瞳...
会いたいな ふらりと旅に出よう? おっと危ないね 仮面が外れそう 君にしか見せないよ 僕の本当の顔は...
この街を染めていく代わり映えのない空と 灰色に囲まれてる退屈に耐えている 目の前を駆け抜ける笑顔だけ見つめてた...
墜ちたサテンのリボン 閉じた深紅のルージュ 溜息ひとつだけ吐きながら 貴方を見ていた 銀の天使のピアス 遠い古びた記憶...
重ねてた かじかむ指に 目覚めるような ミルクの白さ ほてらせた カップの雫 真っ赤なケトル わたしを呼ぶの...
揺れる日々に隠した言葉 気付かぬまま僕ら大人になって 通り過ぎた季節はセピア色に...
フィルター越しに見る世界は セピアでもカラーでもなく 偏見とミニチュアみたいな 縮図が見える...
空を眺めてしばし感慨に浸る日 苦めのコーヒー 一口飲んでため息 ブルーな日々を思い返しても 何も生まれてこないのに...
長い長いトンネル ふと雨音止んで 暗い暗い車内を 静寂が優しく包む hu u...
いつか遠い場所で見た 面影重ねている どこに向かって行くのか 今日は分からないけど...