いついつ出やる 籠の外 抜き足差し足じゃ おいてけぼりだ 倦まず弛まず歩けども...
這って縋って嫌になって また懲りずに吐いてる 遊び足りんね...
愛も哀も余さずちょうだい 厭くまで情に綴じ込めて I could die ほら悖る双眸...
這い出た先の泥黎中心街で 延命ばっかのそんなCRUDじゃあ 愛も買えないな...
息を絶つ誰かが 遥か空に手を伸ばす 見上げた昏い星が夙に滅びていることも知らず 嗚呼 流れる血の色も鼓動の音も...
そう 狂った九夏の怪談 逢魔が時 ひぐらしが告ぐ 飼い馴らした傀儡が選ぶその目は誰?...
あー 地獄の門をノックしたって門前払い 他愛ないなとか言ってみたって安堵してんだ死に損ない...
ジュブナイルじみた 運命に堕ちて 誂えられた赤い糸 五線譜上のメルヘンキネマで...
ぼんやりなメモリー どんよりな曇り やっぱり雨降り 予報はまたもはずれ 逆巻くスクリーンはノイズ混じり...
仄暗い校舎の塔屋を抜け出せば君が待っていた 錆びたフェンスから望む街 雨傘の咲く六月の事だった...