星降る夜身を寄せ合うまま 落ちる銀の雫数えた 微睡む君閉じた瞳は 淡い夢の海へ漕ぎ出した 伏せるまぶた長い睫毛は そよぐ金の風に揺れた...
眩しい夜に失う眠り きらめく木々に無機質な灯 赤い夜が大地を染め上げる...
(凍りつく夢 突き立てた爪 ただ赤く染め 崩れゆく影) 降り注ぐ雨が散らばった まるで鉛のような空 見上げても 止まらない 記憶の雫...
高くそびえた宮殿の大広間 暇をもてあました王と姫が 毎夜のように繰り返す...
泥にまみれたような 空のしたに埋もれた 落ち窪んだ目見開いて 爪を噛む人の抜け殻 (鍵の取れた枷をはめた 飢えた者は時を食らう)...
二人きり見つめ合う夜会 月明かり照らし出す世界 絡む指先が紡ぎだす誓い...
聖者の仮面の下 笑顔浮かべ杖を振りかざす亡者 白いローブを纏い...
真っ白な羽 羽ばたかせて 君だけ遥へ飛び去った...
Children who don't know love go up the stairs. Light that draws the spiral aims at the garden. It's so quiet and beautiful....
広げた手のひらから降り注いだ雨は ささやく祈りの声と響きあう唱和 穢れた指先絡み合う光の泡...