待って、それには訳がある だから これからFOLIAの まるで縋り泣いたスメタナの様 そっか、愛とは分かり合えぬなら...
取り戻すのさ 世界は一層狭くなる 僕ら到底俯瞰者で終われないはずさ 今すぐ飛び出そう あの日見た未来の表情 どこかで置き去りにしたんだよ 彷徨う謀略のイトと黒い影...
壱、弐、参、死。 エレクトロじみた声で、 世迷い事、謳えば。...
背中の傷が戦士の恥だという所以は 背負っているアレコレを見せびらかした故に ヘラヘラ振舞って ペラペラ滑らして...
足跡消えた光る痛みで 無邪気を描いた 白い暗闇の中、そこは 記憶すら許されないか 忘れ始めて 忘れ始めて 拙い空想が指刺す...
少々、歩き出した信念の道に 止まった自転を見せる正解の果て 「どうだい、暗む生が世界の本物だ。」...
傾いた銀色の月追いかけて 闇を斬るヘッドライト 眩しくてギラギラ 行くあてなんてどこにもなくて...
いくぜ 月とん火とん水とん木とん金とん土とん日とんの術 君に 何でもかんでもあっちもこっちもどっちもそっちもかけてあげるよ 指先絡めて 堕ちてゆく...
ビルの隙間 通り抜ける風 錆びた鉄の 噎せ返る匂い 燃えるような 夕日の赤で...
ここには闇しかありはしないと 膝を抱えて嘆くあなたの 心の中から僕は芽を出し...