国道七二号線 アスファルトに咲いた 平行線に写った青と白とモノクロ...
転がしたビー玉に写ってた キラキラに乾いている透明 それが僕の向かう道しるべになるはずだ 8月の赤が砕けてやがて9月の青が咲いていた...
青とポカリと浮かんだ向日葵 今日も空はアヲと滲む ボトルに重ねた僕と君の影 少し甘く少し辛く...
くすんだ梅雨日の向こうは 嘘くさい真夏の香りだけ 並び帰った街の影は遠く...
列からはみ出して 見事転がり落ちた 心の抜け殻だけを残して 幌馬車は去った とっくのとうに歪んだ 残照の後を追って ここはいったい何処だ 一人ただ地図も無く 夜は寒い...
弾け飛んだ水のかたまり 月の呼吸、永久の 満ち引き 痛む足を引き擦りながら...