でも一文字違っていたならば 幾分か様になっただろう 靴の中に居座る小石 勿体無いことをしたもんだ...
魔法がもしもあるなら 誰も知らないどこかへ 連れて行ってくれよ...
そうして誰か困らせていたんだろう 「遊んだつもり」そんな理由なんだろう 鏡の中を巡る巡る 見つけたウサギそれを今......
キミの書き残した物語の続き ペン先から零れた黒く滲んだ記憶 白い空を染めて澄んだ海を染めて...
幼い時に耳にした 不思議で奇妙な物語を 偽りだと笑っていた...
見透かされた氷の渦を溶かしていく 不思議な国はまだ目覚めていないから どうか眠らないで 机の上 逮捕状 秘密、愚かな蜜を吸う...
常識に囚われてる 灰色の世界で 嫌気のさす日々の中...
研ぎ澄まされた 禍風（かぜ）が吹きぬけ 幾つかをぼくは ともだちに宛て ?夜（よる）が降りて來る ?夜に降りて徂く 月魄（つき）とアラベスク...
たとえ二度と 君に会えなくても どれだけ遠く 離れても 誰もいない 永久（とわ）の月夜...