電話の音が鳴る度に お前じゃないかって 呼び止める声を聞く度に お前じゃないかって ほんの瞬間だけ呼吸が止まる 改札抜けた人並みに お前が居ないかって...
無意味だと知れ 過ぎてく日々に 戻れと願う事など 無価値なのだろう 視界の先に お前が居ない此処など...
息はやがて火を吹き消すように 鋭く可弱い音を立て逃げるのさ 嗚呼 此の声には 吐息を弄ぶ程に...
空に願え 時を駆ける魔法 君だけを探す旅路 声よ届け 夜を愛でる科学 その先のフロンティアへ 途切れた 言葉が白を繋いだ 儚さを埋める 其の法陣に 祈りだけ繋いで...
また一つだけ 嘘ついてみた 下らない事 些細な事を お前に触れて 嘘ついてみた いつもの事だ 許せよ...
寒さに怯えた花が冬を嫌った 嘆いても秋は冬を呼び込むのさ 吐息が纏わり付く白を嫌った 花は何を代償に赤を失うのか...
パンツを脱ぐのは 俺の前だけにしな 他の奴になんて 見せるんじゃねぇぜ お前のヌードも お前の心も セックスも 俺だけのもんだ 違うかい? さぁ愛を開け...
なんじゃお前は 腸が煮えくり返ってたまらんのう ドス黒 黒 黒 黒 なんじゃお前は 煩いのう ねばっとしとるわ 臭いのう 腹黒 黒 黒 黒...
あら 手前は並です 粗末な汁ですが ご堪能れ はて お味は甲です 白々な態度が また可笑し...