Dr.アイロニーの朝は いつだって遅く訪れる 愚痴をこぼし 太陽を睨み 濃い目のコーヒーを淹れる Dr.アイロニーの妻が焼いた パンを頬張って 「おはよう。」 一言だけ言葉を交わし そそくさと研究所に篭る...
大抵の人間は 替えがきく様になっていて 学歴社会じゃないけれど格差社会ではあるみたいです その辺にいる人間とこの私との違いは遠目で見たら何にも変わらない あぁ...
君の目はlonely night分かってたね 私の不条理な心も隠してたい矛盾も 全てを暴いて晒されてしまえばもう逃げられない...
踏切が警告紛いに鳴ります 「ここから先へは通れません」と 街角の道化が右手のカードに 細工をしたのは内緒にしといて 捨てられた子猫は悟りを開いて 「ひとつの運命と受け入れましょう」って 聞き分けの良い子は嫌いじゃないけど それでは虚しいだけじゃないですか...
やっと引きこもる殻を ちょっと割って抜け出そうと そっと窓から見下ろして きっとやれば出来るはず もう迷わない 他人の戯言や嘘に ただ自分を信じて 今 殻を破るんだ...
最初の切っ掛けは憶えてる 月の明るい夜 まだ幼い僕らの庭 世界の全てだった 玩具の指輪で交わした約束 “ずっと二人で居よう” と 例えばこれが戯曲（ドラマ）の一幕で...
レイジー、曇天さ 土曜日 少々正気足りていない 消えかかっている蝋燭の空気...
また傷がついて あぁ、気がついてる どうしても私が悪いことは無いわ 気が付いて でも無視してる...
止まんない目眩 絡まってしまった容態？ 次第に狂って這い蹲って...
才能なんてないから ここで一生泣いているんだろ 目に映った景色の 青さが羨ましく思っていた 路肩に転がる人生 アスファルトの温度下がってる...