１９９４年、京都で産まれた。 産まれた時のことは勿論、覚えていない。 人は生まれてきてから、４年間は記憶を持てない。...
君以外にはまるで興味ない僕は 寝ても覚めてもくだらない現実 いつかは夢みたいな希望を...
‘‘さよなら’’を告げる花束を 死に急ぐ貴方に捧げよう もう声も 手も届かない場所へ...
六月の訪れ 君は小さな身体を舞台に踊らせ、言葉が喉からこぼれた その光景は彼の心臓を握りつぶして 白昼に見る夢のようだった...
（書き下ろし） 罠。言い知れぬ他意。 精緻されたまんまるの個性。 弄す曖昧な態度。...
大をした直後便器の中 スマホを落とした 昨日のケンカ 全部君が悪いのに 「ごめん、大好き」 電波越しにズルい君...
繰り返される新生臓器提供 対象は色褪せた世界 信号送信を試みても 夢から目が覚めてしまう 三個横に並べられた草原 繰り広げられる賛否の論戦...
十年後の自分は何してるかな その十年後になったわけで なんにも変われなかったところ...
憂鬱な午後をどう過ごすかは私の自由 震災のニュース 焦りを貰う 何かしてあげなきゃ 私が救えるものは何かないかな...
モノクロの夢を見た ぐるり回るぼくの脳 手の平の汗を拭いた...