月影の隙間に カボチャの影揺らして 待ち侘びたこの夜の中 さあ行きましょう 靴音を響かせ 指先確かめたら...
アイスルモノヨ ウタヲアツメテ ヒトツニナロウ ハハニイノレバ キコエテクルノ アマタノコエガ 「どうしてこんな時代に生まれてきてしまったのか？」 「僕のせい？誰のせい？返事はこないのですか」...
窓からそっと外を見つめる 青い空、降り注ぐ日の光 そよいだ風が吹き抜ける...
人の言葉が記号に聞こえる 異国で嬲られ種が床に着く 魂を削り得た銅貨じゃ足りず 二十二週目に残された答え...
降りそそぐ 大粒の雨 動きだしたよ歯車が 君の心惑わす そして一人抱え込む...
何も思い出せなくて ひとり立ち止まっていた ひとり傘を差していた 空は晴れ渡っていた...
研ぎ澄まされた 禍風（かぜ）が吹きぬけ 幾つかをぼくは ともだちに宛て ?夜（よる）が降りて來る ?夜に降りて徂く 月魄（つき）とアラベスク...
きっかけは些細なこと それが穴を広げていくんだ 取り返しのつかない...
ずっと ずっと わたしは揺られて回る ずっと ずっと うす暗い闇の中で...
きがつけば そらはくらく くものかげ それはふかく ひかりなく うたさえなく、...