二つの月が闇に浮かぶ 決シテ逃レルコトノデキヌ夜 声を失くした黒の世界...
恋(いと)し君に届ける想い 幾年募るの恋心 名も知らぬ君に捧げ咲いた恋を消したりはしないで 去りて尚良く薫る日々 見やる月はまだ明るい...
君にしか聴こえないこの声の周波数 ビビットに跳ね上がるこの願いよ君に届け 始めの音は半オクターブ擦れていて...
悪夢(ゆめ)をかき分け 手探る指先に 温かさが触れる度 恐くなる 悪夢(ゆめ)に眠った 暗闇の奥 雨宿り 毛繕う 猫は笑う...
部屋に飾った夢の欠片 そっと持ち出し歩いて行く 見上げた景色は遠すぎて 見渡す梯子が欲しくなる...
右も左も分からない 右と左が判らない 挙句自分がワカラナイ それは考え過ぎ?...
深ク 鎮ム 願イ 蒼ノ中ヘ… 遠ク 浮カブ 想イ 白ノ中ヘ…...
歪(ひず)む旋律 零(こぼ)した音が 奏でる痛み 塞がれた言葉 錆びつく光 蒼く霞んで 影に繋がり 奥底(おく)へと誘(いざな)う...
新しい暮らしに慣れなくて 窮屈で逃げたくなる僕 君の優しさには気付いてるけど 懐かしいあの日が消えない...
Silent night 白く煌めく夜空に 瞬く星も街灯(ひかり)に誘われ Holy night 聖夜降り注ぐ雪の ときめく魔法...