身を切る寒空に 脆く散る椛の葉 夕陽に紛れながら 頬は薄紅 瞳は潤む 秋風に揺れて墜ちる枯葉は 私の想いの様で痛い 貴方は真っ直ぐ振り返らずに 落ち葉を蹴って進んでいくのね...
空に浮かぶ 気侭な雲よ 姿 形 限りなし ふとした瞬間 面影はなし それは まるで心のよう...
白衣の襞埋もれた指先は凍てつきし氷柱 啜る声もしめやかに項垂れた花は列 どれ程に穢しても 彼は遠い国で清いまま...
だいたんウサギとめんどくさがりなオオカミ そんな二人のちぐはぐな恋のストーリー 迎えるのはどんなエンディング? さあ、逃げるオオカミ×探すウサギ...
いつもと違う雰囲気だね 君は下を向いてばかりなの 笑った顔を見せてよ いつもみたいにねえ…お願い 時間が二人を予言して 私の頬に涙が伝うの そんな顔して謝らないでよ 離れていかないで...
鍵して隠した貴方への恋 明かさずに見ないフリ 爪を彩る色さえも 滲む・・ 古い泉の奥底へと 通じる道無き路を 辿り 貴方を織り成すの 私の全てを捧げても...
月光が差す 泪の理由(わけ)も 知らないくせに 今は綺麗な 言葉でさえも 鼓膜を破るようで 耳を塞ぎ 息を鎖(とざ)し 蒼に混ざり 闇に溶ける...
あなたがくれた証と共に 私は海と一つに混ざり キレイなまま沈んでゆくわ 解けた絆を探すように...