聖母なる蟲のまねび 葵八花の破鏡 茘枝を口にしたら匂はれる戀の鬼啖...
死後さばきにあう! 冷えびえと星座を背に しおりちゃん...
まだはっきりしない輪郭に 指紋が流れ着き続ける 油のしずくみたいに...
さかな さかな さかな 青らむレムの海 さかな さかな さかな...
天霧らう聖るり講に風信器が軋るのは 少しずつまだある貝殻に触れることでしょう 言えないよ...
(動画より書き起こし) スミレを堕ろしたら わたしたち 翼足ローソク憑き 夏を背にして...
なんか違うのが召喚された…… 足元の魔法陣が魔法陣じゃなくなって 10歳のやらかい脳にヨリマシはきつい...
あのとき ぼくらは自轉車を棄てることを 紫陽花のざわめきのなかで決めた 剥製の鹿に囮をまかせて 遁げた...
五芒星形の町並み 飛ぶ鳥の影の中を飛ぶハエ 薄黒い窓ガラスに空の胚...
研ぎ澄まされた 禍風(かぜ)が吹きぬけ 幾つかをぼくは ともだちに宛て ?夜(よる)が降りて來る ?夜に降りて徂く 月魄(つき)とアラベスク...