冷たいこんな世界で 君は何を探しているの 想いは廻るばかりで 気がつけばまた夢の中 時計の針が回るように 僕らは彷徨い歩いて...
遠くから聞こえる声 誰の声 君の声 どこか懐かしい声 誰の声 僕の声 遥か昔一つだった声 今どこへ 今どこへ...
君と集めた貝殻を 数えながら思い出した 君からあふれる優しさも ここにはもうないけれど べつになにも変わらないよ なにもない部屋の隅っこで...
なんてことだ 知らない間に泳ぎ疲れて 辿り着いた果ての未来...
その声を聞かせてよ この世界の端っこまで 君がそこにいると 何もかもを懸けて...
あっという間に 僕らは大人になって 流した涙も こぼれた笑顔も 忘れてしまったよ ここにいるだけじゃ 何も変わりはしないよ...
足りないことばかりさ ほらまた知らないふり 呟いた少し前の言葉も 忘れてしまうよ 流れた時間やすべての嘘の 先にある何かを描いて そっと置いてゆこう...
小さなその胸にそっと詰め込んだ 夢の形 ねえ どんな色で今は眠っているの ボロボロになった靴で歩いた道のりは そう...
君が生まれた日をいくつも数えては 灯をともしてそっと吹き消しておくれ 大きな瞳に映るものが...
夜空に星をつり下げて 誰かの世界を照らして 悲しみや嘆きの数だけ 輝く星で夜を飾ろう 三日月の船に跨って あなたの傍まで旅をしよう 心がゆく場所をなくしたときには どうかこの空を見上げておくれよ ...