最低な夜の話だって 君にかかれば ファニーなエピソード 水彩画みたい 君の瞳に...
井戸の外に腕を伸ばした 深い深い 水底で ぽつりぽつり 滴る音が 外の世界を歪ませる...
もう行き場がないわ この恋の熱量 灰色の雲 モノクロの喧噪 日差しはかげり 夕暮れは色を変えていく 嗚呼 世界がにじんで ...
テキストが踊る瞼の裏側 空気 吸っては吐いている 真っ白な部屋 取り込むリズムはいつも 途切れる事無く...
キミは何をしてるかな ケイタイを見ながら となりにもしキミがいたなら...
回り 廻り 囘り マワリダス この世界の仕組みに乗せて くるり くるくる 影もなく 現れたのは一人の少年 一人 独り 獨り ヒトリキリ 独特な違和感を覚え...
みつけてよ 足りない 足りない 足りないや わかってんのに...
溜息に融け込んだ アナクロめいた十の指と 贅沢に混ぜ込んだ 自由に泣いた少女は言った 「虫の音よ絶えゆくなよ」 一鳴き応え窓の縁 月の端も暈かす憂世に 踊る人影...
透明な空の片隅で 誰も知らない星を見つけた 小さな星の上には 一匹の猫が座ってる 宇宙を映しとったような 黒い毛並に大きな瞳 猫が歩けば 星がくるくる 滑車みたいに回った...
あたりまえの日々 あたりまえの軌道(レール)に沿った あたりまえの道を 疑うこともしないで 羽根は舞い落ちる それにぼくは気づいてしまった...