季節 繰り返すたび ほつれてく絆を つよく、つよく抱きしめて なくさぬよう...
花ひらり、花ひらり 凛として咲き誇る薄紅 気付いてしまった芽吹きは刹那 むせかえる紫煙の香り漂う...
ひらりと舞う 風が廻る 木葉の衆 釣られて廻る 道端では 塵が踊る...
右手に約束 左手にあなたの手 つないだら 右目に理想を 左目にこの愛を 映してゆくの ありふれてる 日々の愛しさにそっと...
前髪かすめた つむじ風 選ばれし運命 動き出す 飾りじゃないのよ あたしたち なんだってやれる信じてる...
あの時 二人でみた 桜の花を ひとりで見上げるのは 何度目だろうか 出会った日の 眩しい記憶 共に過ごした うれしい記憶...
ひらり ひらり 舞い落ちる雪 今も 胸に 焼きついている 風が運ぶ 二月の香は どこか 少し 切ない...
月明かりと枝垂れ桜に 「まだ夜は、冷えるね。」 君はそう言った...
はらり、はらり 舞う雪は 全ての音を奪い それはせつなくて なにもない天空（そら） なのに存在していて なにもない大地 なのに命があって...
あなたが出て行く前に ひとつ 言いたい わがままは最後にするから 少し立ち止まって ああ いざとなると なかなか むずかしい...