お金のある人かわいそう あれ買いたいでも買えない って思えない 自動車のある人かわいそう 雨降りだ濡れちゃうな って悩めない 畑のある人かわいそう 大根を盗もうか ってたくらめない なんでもある人かわいそう 何にもない何でもない って笑えない...
いない いないよ もう終わったことでしょ 「愛して」と腐っていく それなりのもんを頂戴 次をしたいなら...
いつからだろう 道化になって隠してた 生憎僕が主役を張るには 勇気が 足りないみたいだ...
もういいかい？ 見つけて この手に誰かを引かせて ねえ来て もういいよ...
食み出したがっていた お粗末で窮屈そうな自己肯定感 曇ったビーカーの中で解けてしまった...
ただ甘い生活を呪うだけ 溶けたアイスを飲む 炎天下の海辺 廃ホテルを眺めて...
空想の線路が空に跨り 君とあの列車に乗り込めたなら 夕景に降り注ぐ鉄粉が 二人の門出を祝福するだろう 影のない運転手 行先すら分からないまま...
嘘をついた 苦しくて 鏡越し 写っている 薄らいだ情けない顏 溶け出した 罪悪感...
その向こうに 咲いた花は 笑うように ただ綺麗で 息を止めて 眠る君は その笑顔を 咲かせたまま…...
その唇は深度を増してく 泥濘(ぬかるみ)に塗れ 大人しく支配されてなさい って興添える穴 幸せに合わせ 気の済むまで Driving go ahead...