暗く沈むこの地下室(へや) 冷たい楽園 今宵もまた始まった 欲望の宴 崩れてしまいそうな わずかな理性を...
"まちは ふこうを とりのぞく ぜつぼうのふちにたつ もの の ときに じょうり さえも ねじまげながら"▼ ぼくは ついに しってしまった このせかいの うらがわに ひそむ やみのことを▼...
彩りの壊れた世界の中で まだ幼い眼窩(がんか)に刺した 一輪の赤い薔薇 揺蕩(たゆた)うこの痛みも 静を隠す眩暈(めまい)も 歪んだこの絶望も あなたは消してくれた...
掴みたい 掴みたい 遥か彼方 光るスピカ 願うほど 探すほど 突き放す希望 躓いて 傷ついて でもやめたくない...
流れる・・・ “水”(きみ)の愛を わたしの・・・ “体”(なか)に入れて...
そら ほし みあ げる はる かな その さき くも うみ みお ろす あな たが てを ふる さん おく きろ むこう じゅう りょくに おく られ だれ もみ たこ との ない その ほし まで...
まよ なか とけ いは すや すや する ころ ひと りの おへ やで わた しの おめめはぱちり なんだか頭がさえてるの なんだかわくわくしてるの...
ストーブのツマミをマックス 半袖で アイスを頬張るの 窓越しの 世界はさむぞら...
もしも歩き疲れ 立ち止まりそうになっても 空を見上げてみればきっと ヒカリがあるから まわり道でもいい 長い道のりの途中(なか)で いつか笑える日が来るから 今は前目指して...
首に手をかけて 息を吐きだした 頬を切るような凩 紅く染められた 私の掌 色を変えて消えた...