Sa jar ei (目を瞑ってごらん) Hie ri Wisfa or la ei (囁きが聞こえる)...
私の羽は飾り 飛ばなくてもいいから この鳥カゴの中で いつも見守ってるから いつも傍にいるから...
正義だと謳い 首に鎌垂れて 選択肢も無く 募る人溜り 這いずる者達 嘲る者達...
澄み渡る視界を包むように 乾いた空間に手を伸ばす 私の心は時計仕掛け 貴女の針に合わせ羽ばたく...
落とされた鼓動は 罅割れた喧騒に ただ一人 硬い地面の縁...
空 鈍色の眼 ほら滲んでいく やがて知る事 褪(さ)めない理想...
息を潜め ただ耳を塞いで どこで間違い始めたの? どこで償えばいいの?...
夕霧の刻が過ぎ 青白く揺ら揺らと 抜け殻を優しく抱え 微笑む漣の月 舞い昇る魂の緒が 詠み連む「人の夢」...