誰もが自由に空を飛べるわけじゃないと 知りながら両翼をばたつかせる 宛ら首を絞められた鶏のようで とても滑稽な 地獄絵図でした...
君のその白いつばさで 今日は少し君が落ち込んでいるみたいで どうしたの？ 怖がらず何でも言って欲しいよ...
冷たい風、指の隙間 凪いでは誘う様に 見上げた紺碧の空の下 君の手握り締め あの日、冷えた君の手温めながら 強く明日を願った...
「死にたい」幾度もなく吐き捨てた言葉 儚さと憂鬱ばら撒いて 不安抱きしめながら覗いて見た明日は 何も無い「闇」でした...
描いた世界と 今いる世界と どうしてこんなに違いがあるんだろう？ あの頃のボクと 今いるボクとで どうしてこんなに違いがあるんだろう？...
誰もいない昏（くら）い森に 溶ける影の名は事象（フェノミナ） 静寂のなか 崩れてゆく骸（むくろ） その意味はもう Nobody knows...
私は造られた兵器 大切なものも 自分で壊してしまった そう あれは あたたかい家 愛されるぬくもり はじめて知り つつまれた...
「ここは、リンレン好きが集まる不思議な世界」 「曲を作ったり、絵を猫いたり…」 「描くっ！」 「あっ！描いたり。」...
この身体に注ぐ月の光が影を増やしていく 透ける翅（つばさ）の瞳に映る碧ノ光消して 片目の色が変化して行く 月の光の色に 空が落ちてく 月が浮上する...
揺れる着物の 裾ふわり この袖が 翼だったなら… 思う朱色の 檻のよな 水盆泳ぐ 我が身は金魚...