雨あがり晴れた 白いノイズ その胸の 深いかさぶたも乾いたころ 開いた窓から見送る ひとり何処でも行ける 旅立ちなのに 泣いたりもして 手を振って...
また君に惹かれてゆく 僕のココロ 切なくなる 久しぶりの同級生(ともだち)に 「彼女?」かと訊ねられて...
幻聴が聞こえてる 幻影も見えている 降りやまないノイズが 掻き消してく マイナスが爆ぜる音 この手に絡まる糸 だれもいない暗い部屋 また雨降り...
止まない雨音 あたしを苛(さいな)む悪夢たち 消えない足跡 あなたの幻 追いかけて 虚空に翳す 欠けた指先が 微熱帯びて 疼く……...
遍(あまね)く星が舞う 閉ざされた影の向こうに いざなう灯し火に 僕はただ導かれ 明けない夜の中 振り返る足跡もなく 淀んだこの河を 独りきり越えてゆく...