あの空に放った 夢をのせた紙飛行機 「いつかきっと叶えられるから」 今はもう遠くて 伸ばす手も届かないよ...
新刊予定 何処へいったの? ―落としますか? あとどれだけペン入れあるのだろう あとどれだけ描けばいいんだろう...
取り溢してきた宝石を 映し哂った蜃気楼 暗く深く染まっていく...
涼しげな眼の奥を覗いても 見つからない光で 機械みたいな受け答えは誰も気づかず通り過ぎるの 何もないとシラを切る偽善者のような態度で 微笑む...
歪み歪みきった世界はもうお前の物で 怒号は飛び交っている 矢面に立たされている 而してしたり顔の分針は僕らを横目にして...
甘美なブレデラ 新しいノネット 目を覚ましたら...
空は何故高いの? 海は何故広いの? 僕は何故生きてるの?...
鍵のついてる 心の道具箱に 錆びかけている 蜘蛛の糸がひとつ 開かなかった 心の扉には 誰も知りえない 隙間が...
そんなに綺麗なものなのに どうして蓋をして隠すの そんなに正しくなったのに...
深海を照らす 光を夢みて 少女は人知れず 小さく祈った あの碧(あお)の向こう 揺らめく世界は...