眩しくて 見えないから 噛み付いて 身を焦がした 飲み下す振りで強張る様な 火傷が夜を這う...
めぐれ めぐれ あの光の帆を追い 海が溶けて 闇色に帳が下りる頃に 微睡みより 夢に誘われて目覚める...
(溜息) やけに外が五月蠅いな またあんたのお出ましか...
僕にとって君は明日の未来だ 目を灼き拓く様な光だ 待てない 来世先 迄 愛せない...
もしも 身体が在るのなら 世界ごと抱き締めて 痛みも苦しみも傷も 総て癒せるのに 消えそうな声を 見失う前に...
侵してなるものか 欠けた侭の空白に息を詰める 枯れた空の終末に 未だ引き返す是非も無く...
きっと 聡明な貴方には理解らないのでしょう それでいい 継ぎ接ぎ 膿塗れ 突き刺した 崩壊 爽快 Masochism いっそ 透明ならば欠いたままが良いのでしょう それがいい 焼いたって 埋めたって 葬礼は続く...
聞えるかな 聞こえますか かつて届いていた君へ 誰も居ない 見ない 沈み逝く狭い世界より 旅路の先 走り続けたままどこまで来たんだろうか...
ひかりよ ひかりよ 地を濯ぐ灯りよ 千年の錨よ 祈りよ 汝へと 貫き乱る火の先の温もりを縁に...
あーあ、シケっ面晒してんな兄弟 裁いてやった気分はどうだい 吐きそうだ 不快 深い 土の底...