日が翳る部屋で 今日はひとり 目が覚める いつもは 窓の光が まぶしかったのに 桜の木々を花火が照らし 落ち葉の上に雪が積もる...
まるでこの世界が 僕の目の前にせまる 天井だけで...
流れ星が夜空にキラキラ 誰かの願いを叶え消えた あなたの幸せ 願う前に...
春の訪れを舞う 女神を染める 桜色の衣装が 包みこむ 若草色の髪 芽吹く世界を 彩る 靴の音 時を刻む...
ささやくように吹く風に 耳をすませ 顔をのぞきこむ目は 未来を見てる 難しい哲学じゃ 君を守れない...
雨降りの日は 傘になる歌を 凍える日には 燃えるような歌を あくびの時は 目が覚める歌を 目を閉じて 目を閉じて 口ずさむ...
いつもと変わらぬ信号待ちでの 車道を隔てた向こう側を見た 真っ赤に仕立てた厚手のコートの 女が微笑む その赤い色と全く変わらぬ...
傘を刺す、何処に? あの低い雲に 開けた穴はちょうど...
紫の空に星が瞬いた夜は 理想 映しだす 蒼い水が 錆びついた 色を帯びていく 罪人が祈りを捧ぐ...
何も分からない 何も感じない 真実は誰かが叫んでいた 空気の響き 知っているのは ほんのわずかだけ...