ふわり 木漏れ日がゆれる 朝の訪れを告げる 天井裏の渡り鳥 くるり 軽やかに踊る 窓の外 アセビの木には フクロウが笑う ほら 背伸びして...
砂をかきあつめ 作り上げた城は 波に負けた 枝をかきわけて 捻り出した愛を どこで叫ぼう...
くるり ためして あわいあお あわが うかんで あかい ゆめをみる プールは みどり あるいは きいろ ひかりに あてたら すんだあか...
くるり起きたら日曜でお休みなのにさ 何故だか工事中 外は暑くてかなわないし お昼ご飯もない お菓子で誤魔化した...
くるり回る世界 簡単に変わって何も残らないよ 広いだけの景色で 眺めてた空白を 今みたいに笑えるのかな ああ いつしか 失くしたはずの憧れに 焦がれて走っていた 今 目を閉じて (一度描いたなら) 見えたのは (隠せない)...
泣き虫が抱きついた 手のひらは震えて 孤独にすがりついて 滲んでは 傷つき...
雪解け 春の訪れを告げる 暖かい空気に 木々が 蕾が 種が 目覚め始め 顔を出した ひとつの季節が終わり 寂しいこともあるけれど...
ココにいないけどココにいる ボクらのゼンマイまわすのは わらいとなみだをくりかえす...
降りそそぐ花散らしの雨に濡れた桜の木 花びらが雨粒と共に重く舞い落ちる 傘の柄をそっと肩に乗せくるり回しながら...
外はいいお天気 椰子(やし)のバスケットに お茶とポークパイ詰めたら ひとりでおさんぽ 風もあたたかいよ レンゲ咲いてる 乱反射する川辺に クロスを広げて――...