吐くのに疲れてそのともだちはぐっすり眠る 扉の向こうに行ったあの子は元気にしてるかな 機械だらけの白い部屋の中、苦いクッキーおやつに食べながら ともだちとお外を眺めてた...
古民家で書物整理 鳴り響いた黒電話 はらり舞った紙一枚 埃と落ちゆく 長い話を済ませて戻る、日溜まりの廊下 開けかけた襖の先見えた景色に心、奪われた...
曖昧ローカル線 風車かんから 寒がり遊園地 ため息水曜日...
御用のない者、通しゃしませんぜ トタンの屋根にぽつぽつと冷たい雨が降る、よく晴れた午後 「それは狐の嫁入りというのですよ」 振り向いた先で見知らぬお嬢さん笑ってた、サイバーエンドレス...
標識なき霧の中遠い誰かの足跡だけが頼り きっと法則は通じないどうか頭の隅で良いからさ置いといて 懐かしさに釣られるまま23マイル 白い扉の前碧眼は振り向いた...
誰もない遊園地にひとりきり、小さな子が泣きじゃくってた 踵を返さず場をあとにした、僕には関係ない事だ そうそう、そこでじっとパパのお迎えを待ってなよ 「どこだろう」と言いながらその子は立ち去った...
君の手、僕を透過して 黙る、黙る、非力思考回路 驚いた瞳はまんまるで...
痛い痛いのは病気じゃない ずっと沈んでる夢の底 もふもふの毛布にぎゅっと包まって もうちょっとおやすみ日曜日...
いただきます 老少不定の自我拡散 冷えた布団で空中分解 赤い靴履いた子猫を追うには...
「ああ、またここに来ちゃったの?」 廃墟ビルの奥、階段の下にある古い非常扉 12桁数字ダイヤルして、錆びついたドアノブ回せば そこは夢の国...