「御涕一ツ頂戴。」 「不幸は二ツ下さい。」 おやおや、又随分 貪欲でいらつしゃる。...
頼りない意識のしたで 何度でも再生しよう 繰り返せない「いつまでも」とか 切り離せない「さようなら」とか...
きっと笑えないな もし世界が綺麗なものになったとして 君が此処に居ないのなら こんながらくた...
Do you have any plans this evening ? ho,ho. I want to get to know you better. Fuu,Fuu. あの時 君と目が合った...
君の声が まだ残っているの 胸の中で まだ響いているの 今年もまた 桜は咲いたけれど 思い出すから見にいけなかった...
救いなんて要らないから 抱きしめてほしい 次はちゃんと間違えないで 痕を付けてほしい...
36.3℃ アイロニックな午後 この残部も砕いてよ 足りない数字から 抽出された 「僕」を象り 仮面にする...
浸かった指 君まで届かず ばやけた視界 掌で覆った 何百回目かの強がりを 雨で流して、流して 千切れた青に目が霞む。...
傷んだ日曜日 不実な指先 通り過ぎた景色を強請(ねだ)るように 裸足で歩くコンクリートの中 猫の眼が嗤(わら)った気がした...