君が弾込めた銃を抱いて 血の荒野へと 俺は旅立つ もし俺が 倒れても 墓に花など 捧げるな...
笑って逸機(いっき)に一揖(いちゆう)し すすどく渡るは諦めた 御座付き一人で始めれば...
生まれる前の 大きな争い 壁に囲まれた街 外では人は 生きてはいけないと 大人に言われ続けて...
さざ波が揺らぐ 太陽が沈む また今日が終わってくのを 必死に眺めて 夏色景色に 君が映り込んでく...
書物のページの間に 生きた男がいた 汚れた長い外套に 背負うギターケース 何かを探しているのか 誰かを訪ねて行くのか...
世界中でただ一人 あなたの為にだけ この唇は開かれる だからその手を止めないで...
歴史はどこへ行った 記憶を残して 積み重なっただけの 書物はここに 置いて...
夜の訪れを 祝う光が 誘うささやきに 耳を澄まして 人は星に願う その訳は遥か 百億光年よりも彼方にある...
うらら晴天より落下する稲光 ぽつり立つる一つ木を貫いた 涼風人の心知るならば...
なんとなく 気づいていた 君からの 可視光線 桜咲く 風に揺れてる カーテンの 卒業式 案の定 撃った 呼び出し 体育館 そっと抜け出し 胸の奥 水玉模様...