何か残しておかなくちゃ 影を送るきみを見て 青を閉じ込めたびい玉 ぽけっとにしまいこみました 夏の夜は静かすぎて 心臓だけが目立っちゃう...
季節外れの春の音 いつまでさよならに吹かれ踊る どうしようもないくらい変われないんだ...
何もかもが新鮮だった 真っ白なキャンバスに夢を描いた 泥まみれた幼き日にも 覚えてやしない顔もあるだろうさ...
闇夜を更に黒に彩る翼 誰かに語ることも憚る 過去の欠片 僅かに残る其れは 儚く揺れる 花の影 ...
夕日を背に受けて 子供が走ってく どこからか聞こえる 家族の笑い声 楽しかった 今日もうれしかったんだ ありふれた 日常の風景 いい匂い...
空を見上げ僕らは夢見た あの鳥のような翼を 夏の陽炎が君を消した あの空に行ってしまったの？ 残された手紙握り締め...
ピンポーン 「ごめん下さーい。 あの、ようこさん、啓太様いらっしゃいますか？」 私はなでしこです 薫様の犬神です...
桜便りが届いた 遠くのあの街から 目を閉じて 思い浮かべる...
（空が曇り、どーんと鳴った） 夕立が降る ざあざあと...
心癒す 楽園へ行こう 思いのまま解き放とう 懐かしあの頃 旅の日々 写真の中で 笑う僕らがいた...