思い出す 初めてきみが私を見つけた日 焼けつくほど温かい鼓動に ただ焦がれた 白く冷たいこの指先は 差し出されたその掌に...
君ははにかんで 私は頬を染めて そんな毎日を 思い描いたら 小さな世界が 色づいていくように 君の温度まで 色がつくように...
時限爆弾を仕掛けてみても ああ、説得力は無いよ 自分は逃げちゃうしね...
夕暮れに染まる公園に お決まりの大声がこだまする 落ちる雷 轟く怒声 毎度おなじみの風景写真 人で賑わう夕飯時の 商店街を走り抜ける影 カラコロ逃げる サンダルの音 道の犬もビックリして吠えだした...
東に絹の道があり、極東には金が眠るという なのにどうして僕の居る世界は ただ日々が廻り退屈なだけでしょう 果てまで敷かれたこの道と 顔見知りの知らない人の群れ...
新しい世界は 真っ白で 怯えて吠えても 返事はなく 淡く柔らかな 君の笑み 僕の心に今 花が咲く...
単色(モノクロ)少女は彩る世界を嫌った 虚ろな目で隅っこへすぐ逃げるの 新しい夢見て怖くてまた怯える度 隅っこへすぐ逃げるの泣きそうな表情で...
はい もう終わりだ 泣いたって駄目だ 嫌われたんだよ きっとアレだ さあ では見繕(みつくろ)っていた顔は 殺すことにしよう...
鳥のように空を舞って 自由を手にして 居場所を求めた 少年の夢は 愛の中で満ち足りたい 些細なものだと 気付くと同じく 白い翼が散っていく...
子供たちはおままごとで 「家畜さんはあなたね。」 役を決めて、 家畜さんを殴りました...