あっちに見えた境界線から 吹っ飛ばされて夢の中へ カスタードをたっぷり乗っけた ケーキのよう チョコレートのリズムに耐えられない被害妄想 速攻逃げ出したら 雨の模様...
「僕にしかできない事がある 世界中に種を蒔いたなら 潤す雨暖かな風 やがて大きく花を咲かせるだろう その夢が終わらぬように 守るため僕はうまれたんだ...
簡単な言葉で片を付け 二人ぼっち 夢を見る 混沌と言えば それで済む 話ではあるのだろ。...
笑う太陽 照らす荒野 この世の果ての終わりを見る 走り続ける 風のように 舞い上がる砂の中に...
ひとつだけ そう、ただひとつだけ それだけで もう何も要らないよ あいらびゅべいべ ツレなくていいから...
甘い香の水で顔洗い 閉じた廓(くるわ)で肌汚して 襖(ふすま)閉め影が嗤(わら)う 誰も帰してはいけない、と...
コバルトの絵の具がないんです 海の絵を塗りつぶしたくて 押し売りはホントたくさんです 空はまだ塗り残したまま...
くすんだ記憶を ゴミ箱に押し込め 曖昧な日々に 溶け込ませ暈した(ぼかした) 鮮やかな痛みとか 照り返すコンクリート...
堕落のカナン 乾いた神を視る 満たされ過ぎた今日で 潰れた旗にしがみつく群衆 羨望は絶望へ...
指先は 逃さず 映す その靴 階段に 揺られる 額縁の 片隅 そっと 紙の鶴 羽ばたく 影像...