曲紹介
どうも、怨霊に取り憑かれたthusです。
FANBOX支援者の方には少々お伝えしているのですが、ここ2週間ずっと心身の健康がかなり害されていまして、正直音楽やってる場合ではなく、毎日を只生きるので必死です。春一番に激しく揺れる桜並木に目を遣りながら、茫としています。惨めなような悔しいような、そんな心持ちに情が強く支配されてどうしようもなくなっています。
人生に息詰まったと感じた時は、いつも映画館にふらっと行くことにしています。美術館に寄る人は多かれ少なかれ人生に渇いた飽きを感じていると誰かが言いましたが、私にとっての美術館は映画館であるわけです。そして今回もそれに預かるところであったわけなのですが、3本連続して映画を見たのは初めてだったので、相当精神が摩耗しているなと、自分の行動から察せられるところがあります。そうこうして、一体自分はどうなって了うのだろうという抽象的な不安をここ最近徐に感じ始めています。
暗い話になって了いました。怨霊のせいにしておきましょう。
曲名:『怨霊』(おんりょう)
- thus氏の95作目。
- プロセカULTIMATE応募楽曲。
歌詞
殪ねよ 我が尸
絶望して詫び 自ずから勦つように
黙示の殺意に刮り剥られる魂は
先代累々と劈く不審の死を做せ
何て惨たらしい供物
不幸を願掛け 銷かし流し込む
潰瘍に溢するような悪腫へ剥き蝕み
私へ取り憑き 摩耗させ
哀しい看留めの啜り泣きを聞く
殪ねよ 我が尸
生きていたことを詫びて腐すように
黙視の威圧に鐫つ釁の端刳れが
後世勃々と頭蓋下へ陥没を齎した
何て惨たらしい供物
慨りの酸が 鎔かし傾れ来る
不穏に釁られた 背筋を唯蝕み
私の冀望を遺憾とし
何と酷いのだろう
愛憎混濁で索首は捻じ切れ
相貌が拉げて歪んでいる
それは残虐凄惨な猟奇のようで
そして何と言う悲劇だろう
目を見開き叫び泣いている
憎悪に脳味噌を食われ苦しみ
乞い侘ぶ瀕死の素面のよう
鎮め 我の靈よ
守護霊であり怨霊であるもの
黙示の殺意に呑み込まれ
無差別に呪を撒き苦しみ続けた糸共
崇われ
我の靈が 絞首に地縛せる傀儡よ
幾と死死を繰り返す 地獄の渦中でさえ
愛を憂い 漸くと禁めた手よ
眠れ 我の神よ
憎しみであり愛情であったもの
禍の不条理を その業に刷り込まれ
只々毀せど 満たせぬ情よ
眠れ 我の神よ
内なる矛盾に苦しむことなく
煦み晞される 安寧なる冥福を
元来の在るべき泰平を湛えんことを
どうか、眠れ。
コメント
最終更新:2023年12月13日 00:32