曲紹介
歌詞
絶えず一露は身を投げた
なびる指には過去を血の滲むように遺すのだ
今日の手が理想のように世界を並べて
沈黙と重ねるまま期待も痛みも個を褪せた
霧の自覚が行く道を染めている
遥か先へを的外れに隠して
口ずさむ間ももがれ息をしているの
過ぎてきた景色までももう薄れ去っているの
鏡に映れば君がいたようなイマになれる
祈るように石のように忘れないからね
肥えた実を揺らす樹の枝ゆえ
しとど来る雨を溜め
垂れ行く地へ伝うのだ
明かされぬ二人の誓いにも
敢えて窮屈じみた戯けにも
降るすべては波紋状にただ時間となっていくよ
初めと僕を結ぶ同じ声と向かうたび
触れないと嘆いていたあの日を撫でるだろう
空を仰げば頬に打つ冷たささえ
葉風ともに遠く歌うから
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最終更新:2023年12月12日 17:18