曲紹介
曲名：『涙で息をした』(なみだでいきをした)
- saikawa氏の9作目。
- movie：アルセチカ
歌詞
自由があるなら運命なんて言葉すら ここにないでしょう
親の玉石も生まれる顔ですら選べないように創られている
僕ら、そうできている
低い方に流れて 全部流していくの 花も泥棒も
海に沈んで気体になって君の雨が咲く
思い出だ 思い出ばっかり
悲しくなったのはずっとずっと後のこと
「俯いて鼻を啜ったらいい」と
「なにも悪いことじゃない」と云う
僕は泣いてない
二度と会えない人 二度と行かない場所 小さなさよならで今を紡いでいる
生涯失くした物を取り戻そうと 失くした物すら失くしていく
そんなの生きているだけで残酷だ 不幸も幸福もないだろう
だけどそれに縋って生きているじゃないか
『生きている』を消費して過去を造って
『生きている』のに過去を妬んで
そうやって『生きている』が悲しく 寂しくなるんだ
思い出が 洟を熱くする
まだ涙がある。と思った
生きている。と思った
溢れていく 零れていく
地球の青さは人間の悲しみで出来ているんだ
思い出だ 思い出ばっかり
悲しくなったのはずっとずっと後のこと
「俯いて鼻を啜ったらいい」と
「なにも悪いことじゃない」と云う
僕は泣いてない
悲しむことが生の尊さだろう
誰が悲しんではいけないと言う？
誰がいけないと言う？
コメント
最終更新：2023年12月12日 20:32
