かげぼうし 作詞:貴三優大/作曲:貴三優大/編曲:千代正行/ 歌:鉄恵(愛河里花子) ポプラ並木を かすめる風が ヒソリヒソリ 囁く 上目遣いに 見上げる虚空(そら)は いつしか時雨の 気配 教室の隅 一輪挿しが ポツリポツリ 呟く 窓辺に踊る 白いカーテン 怯える私を 嘲笑(わら)う あなたが振り向く華(はな)もない 私はただの影法師 何のための 誰のための 命 (台詞) 誰かが私の名を呼んでいる ひび割れた硝子のまなざしが 私を幾千ものかけらに切り刻み そこには涙の雫さえ残りはしない 誰もが私を知りたがるくせに 誰も私を知ることはないのだ... 雲の隙間に らせん階段 クルリクルリ どこまで 歩き疲れた 私の脚は 乾いて萎(しお)れて 朽ちる あなたが落とした蜘蛛の糸に この手をのばす影法師 もう少しで あと少しで 消えます あなたが振り向く華(はな)もない 私はただの影法師 何のための 誰のための 命 |
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